なぜ僕が幸福について研究するのか

ご存知の通り、現在僕は幸福について(特にギャップ・イヤーに関連したもの)個人的にリサーチをしている。ちなみに、僕自身は今幸せである。
そのような自分が、なぜ「幸福」に興味を持ち、個人的なインタビューを行いながら、自分なりにリサーチをしているのか。そのパッションについて最近考えるようになった。

 

幸福とは? Vol. 1 ギャップ・イヤーについてのインタビュー

幸福とは? Vol.2 ギャップ・イヤーについてのインタビュー(2)

 

僕が書いた記事。まだ読んでない方がいたら、ぜひ。

 

遡ること、2009年。
中学時代勉強で精一杯努力した結果、高校受験で成功し、県内トップ校に入学することができた。

 

高校での成績は下がる一方。遂には、1学年320人いた中で後ろから数えた方が早い成績に。高校2年に部活を辞めて、快進撃を図るべく勉強に集中しようとしたが、如何せん、勉強の方法が分からない。進学校に入学したものの、大学で学びたいことさえ想像できなかった。定期テスト、模試。勉強しても全く成績が上がらない。友達も多くは出来ず、高校生活を楽しむことさえもできかった。そんな自分が嫌いで仕方なかった。
何をしたいのか分からないまま挑んだ大学受験。案の定、センター試験は大失敗。大学受験の結果は某大学の理工学部以外全滅。最後の私立の受験が終え、東京から地元山口に帰る新幹線の中、一人号泣したことは今でも忘れられない。化学も物理も好きではなかった自分に唯一受かった大学に入学するという選択肢はなかった。

 

ただ、みじめだった。

 

浪人時に文転。社会との関わりなどあるわけがなく、何がしたいかも分からない。とりあえず、浪人したからには現役時に受からなかった私立大学の最高峰を目指したが、敢え無く撃沈。死ぬほど勉強して模試の判定はA判定だったから余計に悔しかったし、努力しても報われないんだと感じた1年であった。

 

今の大学の経営学部に入ったのは、たまたま入試がうまくいって、返済不要の奨学金がもらえるという合格通知をもらったから。仕事に役立ちそうだし、経営学部。そこに理由はなかった。だから、入学したものの、それはもう自分の能力や学歴に対するコンプレックスだけは人一倍で「なんで僕はここにいるんだと」日々自問自答していた。しかしながら、心のどこかで「多額の授業料を親に負担してもらっているから、最低限の成績はキープしないしないといけない」という思いがあったから、学業は他の学生以上頑張ったし、それなりの成績を残してきた。また、大学入学当初、英語が全くできずに何度も涙したことや、自分の能力に深く絶望し、色々と砂を噛む思いをしてきたのは懐かしい。

 

僕が以前書いた自分の英語力に関する記事はこちら

Why Copenhagen?〜コペンハーゲン留学に至るまでの理由とそれまでの自身の英語力
高校1年生から大学2年生の前半までの5年半の間(浪人期間を含む)ずっと、自分にとってとにかく辛い時期であった。今思えば、ネガティブ過ぎるが、「自分は努力してもそれが結果として報われないみじめで不幸な人間である」と本気で思っていた時期でもある笑

 

冒頭でも書いたが、僕自身は今幸せである。それはこの期間、親や友達、教授…の心強い仲間にサポートされながら、自分なりに試行錯誤し続け、現在は自分がしたいことができるチャンスがあるからだ。デンマークで生活している今も本当に仲間と周りの環境に恵まれている。

 

こんな僕がギャップ・イヤーやそれに幸せを研究対象にしている理由は、今の幸せを失なった時にそれをリカバリーする術を自分なりに身につけておきたいからだ。当たり前だが、誰しも不幸なんてにはなりたくない。しかしながら、時として時代の流れや家庭の事情で「今の幸せ」を失ってしまうことだってある。万が一に備え、自分の心身をしっかりとコントロールする術を本能的に欲していたのかもしれない。どちらも、壊れてしまわないように。また、普段の生活をより楽しいものにしたい。何気ない普段の生活に実は、幸せになるためのチャンスがあるかもしれない。それを見つけることのできる独自の視点や思考力を育てたい。
「幸せ」という漠然とした概念。これを自分なりに明らかにするために、日本的(日本人的)モノサシに囚われたくない。折角、デンマークという素晴らしい国に留学させてもらっているのだから、もっと多くのデンマーク人と話し、彼らを観察したい。ギャップ・イヤーを取り、自分は本当に何をしたいのかを考え、アートやデザインを楽しみ、コーヒーを飲みながら他愛もない会話を楽しむ。彼らの生活の中に「幸せ」関するあらゆるヒントが転がっているのだ。日々の会話やインタビューで彼らと話し、その中で様々な発見することに大きな興奮と喜びを見出している。

 

帰国まであと5ヶ月。自分なりの答えを両手にたくさん抱えて、日本に帰りたい。

 

写真はシティ・キャンパス(Nørreport st.)近く。

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